市役所の現実

【現市役所職員が語る】公務員も大変?市役所で辛いと思うこと6選

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高校生がなりたいランキング1位に地方公務員が選ばれたそうですが

高校生にとってどんなところが魅力だったのでしょうか。

恐らく


みんなが思う公務員の魅力

①安定した給料

②安定した雇用

③手堅い福利厚生

④そもそも仕事が楽、残業時間が少ない




魅力に見える点としてはこれらの要素が大きいと思います。

特にコロナウイルスによって雇用状態が大きく変化してしまった現状ではこれらの要素が魅力的なことも間違いないと思います。



この様な実情もあり公務員は以前としてこういったイメージが広まっている様に見えるのですが、果たしてこれが全部事実なんでしょうか?


現市役所職員の私が言いますが


これらの要素は確かに市役所にある大きな魅力と言えることは事実です。


しかし、すべてが事実かと問われれば私は間違いなく


NO!



と答えますね。

正直地方公務員だって大変なことや辛いことは多いですよ。



現実を知ってしまって気分が落ち込んでしまう方もいるかと思いますが私はみなさんに真実を知ってもらって一人でも

「こんなはずじゃなかった!!!!!!辛い!辞めたい!」


こういったミスマッチが起きることを防ぎたいんです。

こういった葛藤に悩まされるのって本当に辛いですからね・・・

毎日、毎日悩んでしまうし、これからどうするんだって気持ちになりますし

何より辞めることになってしまったとしても転職ってすごく労力が必要なので中々動けなかったり・・・

それに仕事辞めますってすごく言い辛いです。

私は今まで3回ほど言ってますが未だに言い辛いですね。

辞めますっていう日は緊張で吐気を催しながらいつも出勤してました・・・


しかも公務員って一回受かってしまうと家族や友人などの対応も気になりますよね・・・


「公務員を辞めるなんてもったいない!」

こう言われてしまうことも多いと思います。

私は何度もミスマッチによって苦労しているので私と同じ苦しみを味わってほしくないです。


ですので地方公務員の一つである市役所の辛いと感じる部分を素直に書き

現実を知ったうえで本当に公務員になりたいのか?


それを考えてもらいたいです。

こんな人に読んでほしい!

①市役所に就職や転職を考えている皆さん

②今現在既に公務員であり、辛いと思っている皆さん

③友人や家族が市役所に勤めてたいと言っており、現実が気になる

市役所の辛いと感じるところ



現在進行形で私が毎日の様に苦痛に感じていることは以下の通りです。

市役所の辛いところ

①絶対的な模範解答を当たり前の様に求められてしまう

②業務分担が不明確なことが多い

③部署の異動が多すぎる

④自分の意見を通すことは難しい

⑤謎の行事がすごく多い

⑥辛さを理解してもらえない辛さがある




皆さんのイメージとは違う部分がありましたか?


イメージと違う!!!ってところを特に重点的に見てもらえると嬉しいです。

それではそれぞれの項目について理由を述べていきたいと思います。

絶対的な模範解答を当たり前の様に求められてしまう

市役所は様々な立場の方々と関わりながら業務をこなします。

特に毎日の様に関わるのは


市役所職員が毎日かかわる方々

①地域の住民

②市役所が契約している業者

③様々な制度に係る、病院やNHKなどの公的な機関

こういった方々と毎日の様にやり取りをする毎日が続きます。



当然、そこに住んでいる住民の方が来ないなんてことはないため、私も毎日20人以上の住民の方と接していますね。

そして来る理由と言えば、受けたい制度の申請と問い合わせがメインになってきます。

質問が簡単な場合ならもちろんなんのストレスも感じることなく職員は対応していきますが

質問にわざわざ来る時点で少々ややこしい質問の場合が多いです。


そういったケースに対して

職員は法令に基づいて的確な答えを返答しなければいけません。

ここで間違ったことを言ってしまうと後で大変なことになります。


私の職場で実際に起きたことは、市役所で本来申請を受けるはずの制度に対して

「それは市役所ではなく、県税事務所での手続きとなります。」


こう返答してしまい、住民の方が一度市役所に来たにもかかわらず誤って違う場所に案内してしまったのです。

当然、住民の方は不快に思い市役所へもう一度来た時に

「公務員なんだから、ちゃんと覚えておいてよ!」


と20分程怒鳴って、納得しないまま帰ってしまいました。


原因としては職員の知識不足が根本にはありますが制度も複雑なので、職員と言えど時には間違ってしまうこともあります。

でもそんなことはベテランの職員だろうが新人職員だろうが外部の人から見れば関係ありません。

だって公務員なんだから。

こういったことに備えて制度を熟知しておく必要があるため大変です。

間違いは許されません。

これは住民ではなくとも

様々な業者に対しても同じですよ。

  • 「この制度の解釈ってこれであってますか?」
  • 「この制度のこういったケースはどうすればいいのでしょうか?」
  • 「この手続きの業務を間違えてしまいました!どうしたらいいですか!」



この様な質問がバシバシと来ます。

正直

「知るかーーーーーーー!!!!自分で考えろー!」


と思ってしまうこともあるのですがそんなこと言えませんよね。

ポイント

・難しいケースでも的確に答えなければいけないため業務を覚えるのが大変

・たとえ難しくても間違いは許されない

・怒らせてしまうと対応が大変

業務分担が不明確なことが多い

本来であればそれぞれの業務量や難易度を把握して、職員の適性や経験年数に見合った業務を振り分けるのが一番適切ですよね?


ところが市役所では異動が多いせいで様々な環境が整っていないことが多々あります。


業務量や難易度なんて全く把握されておらず、曖昧な判断で業務を割り振られることも多いです。

その結果、業務量の不平等さが多く発生していることは否めません。


新採用の職員に重い業務が降りかかってしまったら大変ですよ。

それに市役所は組織体制が古いことが多くいまだに雑務を新人に押し付けることが多いです。

本来であれば雑務であろうとも仕事なので一人に集中しないように割り振るべきでしょう。

しかし、雑務を分担するなんて面倒なためしません。

ではそれを誰にやらせるのか?


新採用で入ってきた若手の新人に押し付けますね。


業務分担が適正にされてないせいで

新人に大変な業務と雑務が襲い掛かる。

これじゃ心身共に疲れてしまいますよね。



ちなみに違う記事でも書いてますが

今の私がその状態ですね。

そのせいで一年目は11時とか10時とかまで残ってましたからね。

「ちゃんと業務分担考えてやれよ!!新人に面倒なことばっか押し付けやがって!」

毎日この思いでストレス溜まってましたから。

でも新人が業務量に対して不平不満をいったところで相手にはされません。


新人だから遅いんだろ?



こう言われて終わることがほとんどでした。

ポイント

・異動などがあるせいで、業務量や難易度を適正に把握している人がいない

・そのため業務が曖昧な判断で割り振られ業務量が均一ではなくなり、特定の人に仕事が集中

・たとえ新人でもそういった状況になることはあるし、不満がストレスになる

・その不満を相談しても相手にされない

部署の異動が多すぎる

もうこれ前回の記事でも何度も言ってますが

市役所は

ポイント

2~3年を周期にその部署を異動する人がほとんど

市役所の異動は転職に等しい

こういった実情があります。

何度も転職経験がある私が市役所を見てもこの様に感じます。


全く違う業種の知識を覚えつつ、市民や関係機関からの質問にも対応しなくてはならないですし

新しい人間関係だってありますよね。

もうまさに転職ですねこれは。


転職ってすごく労力が必要なので2~3年に一回これがあると思うと結構メンタルに来ます。

楽な部署で

「市役所ラクショー!!」

からの激務部署で精神と体をやられてしまう人もいます。



ちなみに私の自治体では異動が起こると毎年一人はこういった方がいますね。

注意!

異動は転職と同様に環境の変化が激しく適応するのに労力がかかる

楽な部署からいきなり忙しい部署に異動して、精神や体を壊している人が毎年一人はいる

そしてもし自分が異動する時はもちろん後任の人に自分の業務を引き継がなければいけませんよね。

実際は引継ぎ期間が約二週間しかなくて

はっきり言って引継ぎを完全に行うことはほぼ不可能です。

ですから、自分が4月になってせっせと新しい部署に移った後も

自分の業務を覚えつつ、後任者に前の仕事を教えに行ったりしなければなりません。

ですので4月~6月あたりはどこの部署も基本的に混雑してます。

ポイント

・2~3年に現在の部署からの異動がある

・異動は業務内容や人間関係もすべてリセットされるため転職に等しくすごく大変

・自分の業務を後任者へ引き継ぐ期間は約二週間しかない

・そのため実際は完全な引継ぎはほぼ不可能

・自分が異動した後も、異動先での仕事を覚えつつ後任者へ業務を教えるため大変

自分の意見を通すことは難しい

民間企業においても社会人である以上この傾向はありますが、市役所においてはこれがもっと顕著です。

その原因としては市役所に以下のような実情があるからだと感じます。

市役所の実情

・その地域を代表する「行政」として民間企業よりも多くの人に注目されてしまうことが多い

・そのせいで正しいことでも批判や非難を受けることが多い

・役職が上の人である程この批判や非難を恐れる

・トップが保守的になり、それを下の立場の者に押し付け組織全体が保守的になってしまう

・法律や規則に従って業務を遂行しなければならないが、法律が旧態依然のままであることが多い

この様な実情があり、市役所では

末端の職員からの自発的な意見を取り入れるというよりも

市長や部長級の行政のトップに立つ人の意見を末端の職員に発令し、実務を遂行させる。


いわゆるトップダウン形式の組織になりやすいです。


注意!

・職員改善提案という末端の職員の意見を取り入れるという取り組みはある

・この制度は多くの自治体でやっている

・しかし上記の実情から形骸化している自治体がほとんど




基本的にトップダウン形式の上に

市役所では自分の意見を通すためには


起案をし

上司に決裁をもらい、自分の意見が初めて組織の意志として決定されます。

※起案とは、大まかにいうと、「自分は今からこういうことをしようと思ってるんですが、行政としてやってもいいですか?」ということを上司に確認するための書類です。




そして、「こういうことをやってみたい」と思った時にもちろん決裁をもらいにいくわけですが

上司だってそう簡単に許可を出すわけにはいけません。


様々なことを質問されます。

上司に絶対質問されること

①それをやることのメリット・デメリット

②その後に起こる可能性がある影響とその根拠

③そもそもなんの法律に基づいてやるのか

行政は法律を絶対に遵守しなければいけない立場ですからね。

これは仕方のないことでもあります。



しかし、こういった苦労があるため多くの職員はやってみたいことがあっても

それを断念してしまいます。


自分の意見を言えないということは主体的に仕事を進めることが出来ないということでもあるため、人によっては大きなストレスとなってしまいます。

私もその一人です。



「市民のためにと言いながら、市民のためになることを発案しても却下される」

「明らかに業務を改善した方がいいのに、黙って前の通りにやれと言われる」

こうした理不尽と日々戦うことになります。



「俺、何やってんだろうな・・・」と自分が職員であることの意味を見出せません・・・

ポイント

・批判や非難を恐れるため、トップダウン形式になりやすく、末端職員の意見は無視

・意見を通すための説明作業の労力があまりにも膨大すぎる

・主体性を持って仕事したい人にとっては辛すぎる

謎の行事がすごく多い

民間企業でももちろん多いとこは多いでしょうが、私は間違いなく行事の負担は増えました。

参加を強制された行事としては

参加を強制された行事

①労働組合の飲み会

②~会という祭りを盛り上げるために形成された組織の飲み会

③祭の神輿かつぎ

④上層部発案の流し踊り(若手は強制)

⑤上層部発案の職員対抗運動会

⑥職員用広報の作成

⑦地域消防団の飲み会

⑧同級生会





いや、もう行事多すぎですよ。



行事って確かに感性は人それぞれですから多いのが好きという方もいると思いますし、好きであれば全然問題ないと思います。でもあまりにも多すぎないか?って感じますね。

注意点!

・行事の多さについては参加することや、飲み会が好きな人にとってはメリットにもなることも




労働組合の飲み会なんて何回やるんだよって感じですからね。

新採用として入った時はこれらの飲み会と

通常の職場の飲み会とのコンボで平日なんてほぼ残業みたいなことありましたからね。



「いや、歓迎会何回やるねん!この前も同じこと喋ったじゃねえかよ!」ってなりますからね。



もうここまでいくと、「拘束」ですよ。


しかも組合の皆さんに色々な制度を紹介したいといいつつ

制度の説明は数分で終了

その後は決まりごとの様に飲み会。



「いや、ただ酒飲みたいだけじゃねえか!」

「酒飲む理由に組合使うなよ!本来の組合の意味合いどうしたー!」



って気分になります。

そして祭関係の行事の多さ。

地域活性化のために職員がある程度は協力するのは確かに必要だと思いますよ。

でも、当日の祭に関係ない飲み会に強制参加ってなんなんですか?



しかも当日の流し踊りだって

上層部が勝手に発案したもの。

「住民」がのぞんだものを職員がやるなら分かりますよ。

「それお前らがやりたいだけじゃねえかー!」ってなっちゃいます。

いったい誰のための祭なんでしょう?



そして、職員の対抗の運動会。

しかも開催は土曜日


「いやいや、休みの日なんだから強制はおかしくない?俺はゆっくり休みたいよ!」


この思いしかありませんでした。

しかも職員の意見もきかずに日程だって決めてしまうし。

トップダウン形式が強い市役所だとなおさらこういったことが起きやすいんですかね。




職員用広報だってもはや誰も読んでいなくて、ただ作る人の負担だけが増えています。

最近はなくしている自治体もあるみたいですね。

「伝統だからやる」

これだけがやる理由らしいですね。



地域の消防団だって、自分達が酒を飲みたいようにしか見えません。

最近では人出不足によって消防団への参加を強制にしている自治体もあります。




そして同級生会。

特に規模が小さい自治体でこういった行事は増える傾向にあります。

その地域で一緒に過ごした、小中高の同級生が市役所を職場にする可能性が非常に高いですからね。

久々に会って話すぐらいであれば楽しいのですが、頻度が多くなってくると正直疲れると思います。



ポイント

①色々な組織と関わりがあるためとにかく行事が多い

②特に入庁したばかりの時は強制参加が多い

③土日に強制参加になったりする時もあるため休めない時があり、疲れてしまう

辛さを理解してもらえない辛さがある

これも地味に辛いですね。

冒頭に書いた通り公務員って世間から見れば


すごく待遇が良いように思っている方が多いです。


注意!

・公務員はすごく待遇が良いと感じている人は今も多い




それ故に辛さを理解してもらえないことも・・・

確かに恵まれた部分が多いのも事実だと思いますよ。



特にこのコロナの影響下においては。

でも公務員だって人間ですよね。



辛い時だって必ずあります。



でもそういった辛さを相談しても

「いいじゃん、公務員なんだから」



これで済まされてしまうことも多々あります。

実は私の同期はこれが原因でわずか半年で退職してしまいました。

半年で退職した同期のケース

①国民健康保険課へ配属される

②窓口で住民に怒鳴られたり、制度の勉強で疲弊してしまう

③疲弊しているところに各種強制参加の行事が重なり、休む時間がなくなる

④性格的にそういった行事に合わず、強制的にやらされていることに強いストレスを感じてしまう

⑤家族や友人に相談するも、「いいじゃん、公務員なんだから」と言って話もきいてもらえない

⑥精神的に疲弊してしまい、鬱病に。療養休暇へ

⑦わずか半年で退職

これが実際に私の同期の身に起きた現実です。



私も価値観が合う人だったため、よく職場であったら立ち話なんかもしてました。

そしてある日

「強制的に参加させられるのが本当にきつい」

「このままじゃ辞めてしまうかもしれない」




本当に深刻な表情で、私に相談してきました。

私も痛いほど気持ちが分かるため、健康第一と伝え、本人に休むように言いました。



そしてそのまま彼は復帰することが出来ず退職にまで追い込まれました。



周りにもっと彼の価値観や辛さに対して理解をもってくれる人がいればまた違った結果になったと思います。

私も気の合う同期を失ってしまった悔しさと同時に



本人がのぞまないことを強制的にやらせて,退職に追い込んだ市役所の組織体制に怒りを感じましたね。

こうした現状があるにも関わらず相談しても相手にされず、心身共に疲弊してしまう

そういった辛さが地方公務員にはあるでしょうね。

ポイント

・相談したくても「公務員なんだから我慢しろ」と言われて終わることも多い

・そのため辛さを一人で抱えてしまい、心身共に疲弊してしまうことも

公務員でいるのが辛いと思ったら必ず休むこと

地方公務員に含まれる市役所って冒頭でも言った通り確かに恵まれてる部分も多いのは事実ですよ。

だから辛いことがあっても

こんなふうに考えてしまう

「自分は市役所だから恵まれている。周りのみんなはもっと苦労してるから我慢しないと。」

「周りのみんなに迷惑がかかってしまうから辞めれない・・・」




こういった考えになりやすいです。

実際私の辞めてしまった同期もこういった考えもあり追い込まれていきましたからね。



でも絶対にこんな考えはしないでください。



自分が辛いと思ったらもうそれは紛れもなく「辛い」

辛いかどうかを決めるのは他人ではありません。

紛れもなく「あなた」です。


ポイント

・辛いかどうか判断できるのは自分自身しかいない

・自分が辛いと思ったら、それはもう紛れもなく「辛い」

自分を守れるのは自分しかいません。

限界を感じたらすぐに休みましょう。

そのまま辞めることになってしまっても健康でいれさえすれば絶対になんとかなります。


考えなくていいこと!

①周りの職員に対しての迷惑

②自分の仕事を誰がやるのか




そして休むときや退職すると気に周りへの迷惑なんて考えなくていいです。


市役所も「組織」ですから誰か抜けても、仕事はなんだかんだ支障がないように出来ています。

もしあなたが抜けて仕事が回らなくなっとしても、あなたの責任じゃないです。



組織を管理する立場にある「管理職」のせいです。

一人抜けたぐらいで業務に支障がでるようでは「組織」とは言えません。



だから休んでもいいんです。


何度も転職してる自分が保証します。


仕事はなくなってもまた再就職出来ます。

でも体と精神は壊れてしまったら取返しのつかないことにもなるかもしれません。



まずは健康第一です。


ポイント

①辛いと思ったら必ず休む

②周りの職員の迷惑なんて考えなくても大丈夫

③辞めてしまうことになっても健康であれば絶対になんとかなる

④仕事は辞めても再就職できるが、健康は修復出来ないことだってある

もし公務員を辞めたいと相談を受けたら

もしこういった相談を受けたら必ず受け入れてあげて下さい。

相談した方も困りに困り果て、あなたに助けを求めて相談しています。


こんな状態の中、相談した先のあなたも味方でいてくれないとなるとすごく辛いはずです。



「公務員だからこその辛さ」もあります。

だから「否定」しないで下さい。

本人が辛いと言ってるんだから辛いんです。



そして

「休んでもいい」と選択肢を提示し、考えを広げてあげて下さい

それだけでその人は大きく気が楽になるはずですよ。



人間は追いつめられると正常な判断が出来ません。




視野が極端に狭くなり、追いつめられていくのです。

追いつめられた末に、心身共に壊れてしまうのです。



私は今まで何度もこういった方をみてきました。


あなただって相談してきた人が後日大変なことになっていたら苦しくないですか?

「あの時、あんなこと言ってしまったから・・・」

後悔しますよね。



ですから、必ず否定せず相談に乗りましょう。

相談を受けたあなたが、その人を救う第一歩になるかもしれませんから。

ポイント

①公務員を辞めたいと相談に来た人がいたら、否定せずに受け入れること

②「休む」という選択肢を提示してあげること

③相談を受けたあなたが、その人を救う第一歩になる

この記事のまとめ

長々と書きましたがこの記事を通して最低限理解してほしいことをまとめます。

ポイント

①市役所にも間違いなく辛いことはある

②その辛さは中々理解してもらえないことも多い

③辛いと思ったら必ず休むこと

④休む時や退職する時に周りへの迷惑なんて考えなくていい

⑤自分を救えるのは自分しかいない

⑥公務員を辞めたいと相談を受けたら、「休んでもいい」という選択肢を与えてあげること

これらのことが最も重要だと思います。


人生一度きりなので、私は毎日後悔が残る人生は送りたくないと考えてます。


もちろんそれはこの記事を見て下さってる皆さんもそう思ってると思いますし、私もそうであってほしいと願ってます。


そのために理想の環境を求めて何度も転職をしているくらいですからね。


ですので市役所に就職や転職を考えてる皆さんや、その友人や家族の方は

「公務員だから楽だろ!」

こういった単調な考えで行動せず

上記の様な現実を踏まえた上で

自分と良く向き合って決めて下さい。


「自分の本当の価値観は?」

「自分は何を一番求めて公務員になるのか?」




それでも大丈夫と心のそこから言えるのなら公務員を目指しましょう。


こちらの記事も市役所への就職を考えている方の参考になると思いますので時間がある人は読んでみて下さい。

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  • この記事を書いた人
ラミヤ

ラミヤ

現市役所職員27歳です。
社会に疑問ばかり感じ転職を繰り返す。
某大手自動車工場勤務→ニート→整備士→公務員専門学校→市役所職員。
市役所勤務とブログの兼業で独立を目指しています。

運営の過程はすべて発信。
社会人からブログでの独立目指している方一緒に頑張りましょう。
テニスとイッヌとの戯れが生きがい。

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