テニス初心者の皆さん!
テニスってラリーが続くとすごく楽しいですよね!
私は社会人になってからテニスを始めましたが
仕事で疲れてるのに、テニスをするためだけに定時ダッシュして着替えを終わらせてコートへ出発します!
あまりにテニスがやりたすぎて、急に有給を取って友人とテニスをしたことも笑
そのぐらいテニスが楽しいです!
以前は無趣味で会社と家を往復するだけの毎日でしたが、テニスのおかげで毎日楽しいです!
でも逆にテニスが楽しくなくなって辛い日々もあったのも事実・・・
だってボールがコートにはいってくれないんですもん・・・
何度うってもネットに引っ掛かりまくる。
打ち方を変えても、体制を変えても、何をしても無駄。
そこでボールをコートに安定して入れるためにはトップスピン回転が必要だと気付きました。
でもこれが中々かかってくれない・・・
そりゃ前よりはかかってくれるようにはなりましたよ。
でもあまりにも回転量が少なすぎて意味がなかったり
逆に回転だけかかるようになってネットが増えてしまったり・・・
せっかく突破口を見つけたと思ったのに
その希望さえも打ち砕かれてしまいました・・・
そのせいでテニスが全く楽しめなくなって
テニスを辞めようか考えるほどでしたね。
こんなセンスなんて微塵もない私でしたが、必死になって勉強しました。
プロのスイングをスロー再生で何度もみたり
自分のスイングを撮影してスロー再生で確認したり
そうしたら、根本的な原因から、少し難しい原因まで様々なことが分かりました。
その原因を解明したおかげで最初は全く回転のかからなかった私ですが
今ではある程度安定してトップスピン回転がかかるまでに安定してきました。
ですので、皆さんにも是非正しい回転のかけ方を知ってもらって
楽しいテニスライフを楽しんでもらいたいんです!
最初は全く出来なかった私が、独学で出来るようにななったので、今出来ない皆さんも必ず出来るようになります!!
この記事で分かること
- 回転がかからない理由
- 正しい回転のかけ方
- 回転を書けるために意識すること
トップスピン回転のそもそもの原理
そもそもテニス初心者は回転の原理を正しく理解出来ていないことが、いくら練習してもかからない原因になってることが多いんですね。
なんとなくでも原理を理解していないと何をするべきか分からないし、教えられても何故そうなるのか理解していないので練習効率は当然落ちてしまいます。
ですので、まず簡単にトップスピンかかる原理を簡単に理解しておきましょう。
トップスピン回転は
トップスピンの源
「ボールに対して垂直な面」
「インパクト面を保ったままの振りぬき」
この二つの要素で成り立っています。
まず実際に打っている場面を見て、自分の頭でイメージしやすいようにしましょう。
お手本のよう綺麗なスピンがかかるスイングをしている錦織選手です。
しっかり飛んでくるボールに対して、垂直な面を当てて、上に振り切っていますよね?
この時点で少し自分の回転のイメージとは違った方もいたのではないでしょうか。
これがインパクトの瞬間
しっかりと
「ボールに対して垂直な面」が作られていますね?
次のインパクト後の振りぬき
しっかりと
「インパクト面を保ったままの振りぬき」がありますよね?
ボールとインパクトした後も垂直な面が保たれたまま上に振りぬいています。
これこそがトップスピンの基本的な原理なんです。
意外とシンプルじゃないですか?
だから、余計にごちゃごちゃ考えずに
「ボールに対して垂直な面」
「インパクト面を保ったままの振りぬき」
この二つの要素さえ守っていれば回転をかける大前提はクリアしているということです。
逆にこの二つが出来ていないと、いくら練習しても回転はかかりません。
ですのでこれからこの記事を読むにあたってこの基本的な原理を頭の片隅になんとなくイメージしながら読んでください。
テニス初心者が回転がかからない理由
私も最初回転のかけかたを大きく勘違いしていたためトップスピンをかけることが出来ませんでした。
その原因としては以下のものが大半を占めています。
回転のかからない原因
- 面をかぶせる形で回転をかけようとする
- 手首で回転をかけようとしている
- スイングスピードが遅すぎる
- 脱力してラケットを振っていない
当てはまっているものがあってちょっとドキっとした方もいますか?
でも大丈夫。
意識を少し変えてやるだけで改善することばかりですから。
それでは各項目についてもう少し詳しく説明していきます。
面をかぶせる形で回転をかけようとする
回転の原理をうまく理解できていない初心者は面をかぶせて回転を無理やりかけようとします。
まさに私がそうでした笑
だってなんかかぶせるとすごい回転かかる気がしますもん!笑
回転をかけようとして
「ラケット面をボールに対してかぶせる形」
でインパクトしていたんですよね。
確かに無理やり
「回転をかけにいっている」ので
回転はかかりますよ。
しかし、この回転のかけ方では必ずといっていいほどネットにかかります。
ボールが上方向に飛ぶ力を面をかぶせることで殺してしまうからですね。
ですので絶対にボール対してラケット面をかぶせて
回転をかけにいこうとするのは辞めましょう。
回転は
ボール対して垂直な面を当てたあと
その面を保ったまま上に振りぬくことで
「勝手にかかる」のです。
もう一度錦織選手のインパクト後のラケット面を見てみましょう。
全くラケット面はかぶせていませんよね?
垂直な面を素直に上に振り上げています。
ですからまずラケット面をかぶせてしまう癖のある人は
「回転をかける」
から
「回転はかかる」という意識に変えましょう。
そうすると面をかぶせることは次第になくなってくると思います。
それに伴ってインパクト面を保ったまま上に振りぬくことが自然と身についてきます。
そうすれば必ずトップスピンはかかる様になります。
これを改善するだけで一瞬できれいな回転をかけることが出来るようになる人がいる程重要なことなんです!!
実際私もこれを改善しただけでボールは前にしっかり飛ぶし、回転がかかるようになりました。
なんといっても直角な弾道から山なりの弾道に変化したので、ボールが入る入る。
たった1つの改善でここまで代わるのかってすごく感動したし、テニスが一層楽しくなりました!
ちなみにこちらの動画非常に参考になりますので視聴することをオススメします!
ポイント
- インパクト後に面をかぶせてしまうと、回転はかかるがボールがネットにかかる
- 「回転をかけようとする」とする意識がかぶせる原因
- 「回転はかかる」という意識に変える
- かぶせずにインパクト面を保ったまま振る
手首をこねてしまう
手首をこねてしまうという行為も初心者の方が良くやっているのを目にします。
もちろん例の如く私もやってました笑
だってなんとなく回転がかかる気がしますもん!!
さっきと同じですけど笑
でもこれ絶対にやってはいけないんですよね。
先ほど回転をかけるためには
「面を保ったまま振りぬく」
これが重要だと話しましたよね。
この振りぬきを手首だけでやってしまう状態なんですよね。
ラケットは大抵300gほどの重さがあります。
腕全体でもっているとそれほど重さは感じませんが、手首だけで操作した時ってどのように感じますか??
「うわ・・・重いし・・・手首が痛い」
この様に感じませんか?
その感覚は間違っていません。
重いと感じているってことは手首だけでラケット振ることの難しさをそのまま体が感じとっていますよね?
そもそも手首だけでは可動範囲が大きく狭くなるため振りぬくことが出来ないんですよ。
つまりスピンは絶対にかかりません。
それに手首をこねて打っていると間違いなく手首を負傷します。
私も一週間に一回程の頻度でしかテニスをしてないのに
手首をこねる癖があったので、すぐ痛みを感じるようになりました。
「これはまずい」と思いすぐにこの打ち方をなおす様に努力しました。
ですので手首をこねる癖がある人はすぐに打ち方を改善しましょう。
必ず
手首で振りぬくのではなく
腕全体の補助を使って上に振り上げるように意識を変えましょう。
ラケットを操作する支点は手首にはありません。
回転は
手首で
「かける」のではなく
腕全体でふることで
「かかる」のです。
ポイント
- 手首で振りぬくのは絶対にやめる
- 怪我の原因にもなる
- 手首を支点にせず、腕全体を使うイメージで振る
スイングスピードが遅すぎる
初心者のうちって様々なことを意識しながらプレイしなくてはいけないのでゆっくりやりたくなりますよね。
これすごく分かりますし、実際は私もそうでした。
ただゆっくりやってはいけないのがスイング。
何故なら単純にボールに回転をかけることが出来ないから。
初心者の私はゆっくりスイングして
「上にスイングしてるはずなのに、回転がかからない・・・」
とずっと思っていました。
しかし、これは冷静に考えると当たり前なんですよね。
ボールがラケット面にくっついている時間は3/1000秒だと言われています。
かなり短い時間しかボールはラケット面にくっついてないってことですよね。
この間に上への振り上げをいかに早く伝えられるかってことが回転量を決める大きな要素となります。
プロのスイングはすごい早さですよね。
しかし、これをゆっくり振った場合はどうでしょうか?
たとえ上に振り上げていても
上方向へのパワーが伝わる前にボールはラケット面から離れています。
となれば当然離れた後に何をしようがボールの軌道や回転は変わりませんよね?
当たり前のような話ですが、初心者は意識することの多さでついつい忘れてしまうのです。
ですから、スイングスピードはある程度
速く振ることを意識しましょう。
そこまで全力で速くする必要はありませんよ!
気持ち速めを意識するだけでも、ボールに回転がかかりコートに収まるだけの力は生み出してくれますから。
しかし、ここで注意点があります。
注意!
- スイングスピードを速くしたいからといって絶対に腕に力を入れてふるな!
ということです。
これだけは絶対にやってはいけません。
理由は後述のポイントで明らかになりますので
ここでは、やってはいけないということだけ覚えておいて下さい。
ポイント
- 初心者はスイングスピードを遅くしがち
- 遅いとボールは離れてしまう
- だからいくら上に振り上げても回転力は伝わらない
- ある程度速めのスイングスピードを意識する
- だが腕に力を入れて速くしようとしてはいけない
脱力してラケットを振っていない
初心者は腕に力を入れて振ることがかなり多いです。
でもこれ絶対にNGなんですよ。
先ほどスイングスピードはある程度早くしないと回転はかからないと話しましたよね。
腕に力を入れてふってしまうとラケットは全然加速しません。
加速しないってことは当然スイングスピードは遅くなるわけです。
つまりボールに回転力は伝わらず、トップスピンはかかりません。
皆さんもイメージしてみましょう。
力をいれた腕は全くしならずなんか加速していない感覚がありませんか?
対して脱力している時はどうでしょうか?
腕はまるでムチのようにブラブラとしなり
腕の先のほうが加速している感覚がありませんか??
実際に腕は脱力している方が明らかに加速しています。
そして今度ボールを打つ時に腕に力を入れて振った時と
脱力した時のボールのとびを比較してみて下さい。
腕に力を入れて振っている時って
自分が思った以上にボールがとんでいないなんてことはないですか?
脱力によるラケットの加速は自分が思った以上に大きなパワーを生み出しているのです。
この脱力による加速を使って振りぬくことが出来ないと回転はまずかかりません。
ですので自分の腕の力を使って
「ボールをとばす」イメージから
脱力し、自然な遠心力をかりて
「ボールをとばしてもらう」
この意識へと変化させましょう。
脱力の大切は前回の記事でも記載してますのでこっちも是非読んでください。
-
テニス初心者が意識する厳選した3つのこと!情報に惑わされるな
続きを見る
ポイント
- 腕に力が入るとラケットは加速しない
- 加速しないとスイングスピードは上がらない
- スイングスピードが速くないと回転はかからない
- 「ボールをとばす」から脱力して「ボールをとばしてもらう」
回転がかからない原因のまとめ
少しでも正しい回転の意識が頭にイメージ出来ましたでしょうか?
それでは最後にもう一度回転のかからない原因をまとめましょう。
回転のかからない原因
- 面をかぶせる形で回転をかけようとする
- 手首で回転をかけようとしている
- スイングスピードが遅すぎる
- 脱力してラケットを振っていない
それに対しての対策はシンプルです。
ポイント
- インパクト面を保ったまま振りぬくこと
- 手首ではなく腕全体の助けをかりて振ること
- スイングスピードは「速め」を意識
- 脱力をして、しなりにより加速を使ってボールへ回転力を!
自分が思っていたことと実際の回転をかける原理が違った!!!
って方も恐らくいると思いますが
違うって気づけたことは大きな進歩です!
間違えているポイントが見つかれば自分が何を直すべきか明確になりますよね!
何を直すべきか分かったら、出来るようになるまでただひたすら練習するのみ!
何をすればいいのか分からないって闇に迷い込んだ状態から抜け出したのです!
ここまで来ればあなたはもうあと一歩でボールに回転をかけられるようになり
ボールが綺麗にコートに収まってくれるようになるでしょう!
そうしたらより一層テニスが楽しくなること間違いなしです!
回転をかけられる様になれば、あなたのプレイは飛躍的に幅が広がります!
高いロブを回転でコートに入れたり
山なりの弾道で急激にライン上に落としたり
まっすぐな弾道ではいれることが出来ない場所に回転でいれにいったり
高低差のあるプレイで相手のペースをくずしたり!
ですから、皆さんも是非トップスピン回転を学んで自分のプレーに幅を持たせましょう!